深煎り豆で楽しむペーパードリップ:香ばしさを引き出すコツ

ドリップ基礎

豆の焙煎度~深煎り~

ペーパードリップは自宅でも簡単に始められる抽出方法ですが、豆の焙煎度によって淹れ方を少し変えると、味の印象が大きく変わります。特に深煎り豆は、香ばしさとコクが魅力。一方で雑味や苦味が出やすいのも特徴です。今回は深煎り豆をペーパードリップで美味しく淹れるコツをご紹介します。


本編

1. 豆の挽き方と量

深煎り豆は焙煎によって柔らかくなっているため、中挽き〜やや粗挽きが適しています。1杯(約150ml)あたり10〜12gが目安。挽き目を細かくしすぎると苦味が強く出やすくなるため注意しましょう。

2. お湯の温度

深煎り豆は高温で抽出すると苦味が出やすくなります。90〜92℃のやや低めの温度がおすすめです。沸騰したお湯をポットに移して30秒ほど置くと、ちょうど良い温度になります。

3. 蒸らし

ペーパーフィルターに挽いた豆を入れ、全体がしっとりする程度にお湯を注ぎ、30秒ほど蒸らします。この工程でガスが抜け、均一な抽出ができます。深煎り豆はガスが出やすいので、注湯はゆっくり行いましょう。

4. 抽出

中心から外側に向かってゆっくり円を描くように注ぎます。深煎り豆の場合、1回目は全体の半分ほどのお湯を注ぎ、2回目で仕上げる「2投式」がおすすめ。雑味が出る前に抽出を終えるのがポイントです。

ハリオV60での淹れ方はこちら


まとめ

深煎り豆をペーパードリップで淹れる際は、低めの湯温と短時間の抽出が香ばしさを引き出す鍵です。少しの工夫で、コクがありながらも後味すっきりの一杯に仕上がります。休日の午後や夜のリラックスタイムに、ぜひ試してみてください。

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